家電を少しでも安く買いたい!
最近は某テレビ番組などで○○芸人みたいなのが盛り上げた影響で家電に注目が集まっています。
そういった番組で必ず紹介されるのが値切りのポイント。
でも気をつけてください。
あれ、結構大げさに盛っています。
テレビなのでしょうがないですが、一般の方がお店であのやり方を真似すると大変なことになる場合もあります。
今回は某大手家電量販店でチームリーダーをやっていた経験のある僕が、
倫理的に問題なく、お得に家電を買うコツを紹介します。
何かと物入りなこの時期、
ぜひ役立ててください。
お店に行く前に軽くこの記事を一読して頂けると意識がガラリと変わります。
1.絶対にやってはいけないことトップ3
家電を買う上で、絶対にやって欲しくない事があります。
これだけは最低限守ってください。
最悪の場合、出禁喰らいます。(笑)
①お店の人に高圧的な態度をとる
はい。
見ていて気分が悪いですね。
ですが、かなりいます。
意外と若い(チャラい)お兄ちゃんなんかは言葉遣いこそアレですが、ちゃんと聞きに来てくれます。
実は40代以降のほうが横柄な態度を取られる方が多いように思えます。
地元のヘビーユーザーさんなんかに多い印象でした。
高圧的な態度っていうのは、
「自分は客で、お金を払ってやっているんだ。えらいんだぞ!」
みたいな考えのもとあらわれます。
当然こういう人にはこっち(店員側)もあたりが強くなる場合があります。
もちろんサービスしてあげようなんてサラサラ思いませんし、あまりにひどい場合はあだ名がつけられてお店に入った瞬間にマークされます。
その人はもうそのお店ではお得にお買い物はできないと思った方がいいでしょう。
(まぁ、本人は気付いてさえいないんですけどね)
②テレビで見た値切りのノウハウを実践する
これは大学生とかに多いです。
(みんなアメトーク大好きなんですね)
微笑ましいと言えばそうかもしれませんが、
忙しい時にやられるとぶっちゃけむかつきます。
大学生特有の仲間内でのノリをお店に持ち込まないでください。
具体的に言うと、
「しつこく値下げして、最後に電池ひとつでもおまけさせる」とか、
「もうちょっと安くなったら買うんだけどなぁ」とか、
「財布の中身をチラ見せ」とかです。
正直不快でしかないのでやめて下さい。
当然そういう人にはサービスなんてしません。
③自分の知識だけで決めること
めちゃくちゃ家電に詳しいって人以外は、
家電、とりわけ家電量販店の品物に関しての知識は確実に店員さん以下です。
ネットで調べるのももちろん大変有効な手段ですが、業界の動向なんかは店員さんが意外と知っていて、もうすぐ新しいモデルが出るなどの情報を手に入れることができます。
この商品はこうだからアレがいい!
みたいな言い方をされると、
店員さんもむかつきます。
謙虚にその商品のことを教えてもらう気持ちで行きましょう!
これ、本当に効果ありますよ!
2.家で準備すること
最低でも価格コムぐらいのサイトは見ておいた方がいいです。
理由は、
店舗で購入するよりはるかに安い場合があるからです。
Amazonタイムセールなんかですと、
物によりますが数千円から数万円の値引きまであります。
購入納期に余裕があるならゆっくり下調べをしてください。
3.お店で気をつけること
欲しい商品のスペック(機能など)はもちろんですが、
今回は値切りの話。
値札の下の方に、
「価格は相談させていただきます」
の文字がないか確認してください。
新商品の場合は、まだまだ売れ行きがわからないので値下げ交渉は困難です。
店員側もまだどれだけ売れるか分からないのに無駄に値下げしたくないですし。
「価格は相談させていただきます」
の文字がある商品は、
発売から一定期間が過ぎ、お店側も在庫処理に追われているものが多いです。
もちろんこれが全てではないですけど。
この表示のある商品はチェックしておいて下さい。
また、値下げの跡があるものも要チェックです。
わかりやすく言うと、
値段の数字に訂正があるものです。
(二重線やシールなど)
これらは最近値下げしたものなのですが、
家電の価値は日をまたぐと変わったりします。
価格が下がり出した商品はまた下がる可能性がありますので覚えておいてください。
4.交渉の仕方
まず店員さんに話しかけます。
家電アドバイザーの資格がある方がいいです。
店舗によっては顔写真付きで看板が出ていたりします。
僕のお店ではそうでした。
それっぽい人はバッジを付けていたり、ちょっと違うハッピを着ていたり、いろいろですが、慣れていそうな人を探しましょう。
1発で見つけられなくてもいいんです。
とりあえず声をかけて、商品のことを聞きましょう。
「この商品の類似品とかあるんですか?」
とか、
「これとこれほとんど一緒に見えますけど何が違うんですか?」
とかでOK。
スムーズに回答して頂ける店員さんなら安心していいと思います。
どこかに確認するようでしたら、
詳しい人をよんでいただいていいですか?
と、一言言えばだいたいは対応してくれます。
心配しなくても購買意欲のありそうなお客さんに変な態度をとる家電アドバイザーなんて存在しません(笑)
値下げ交渉本番
やることはシンプルなんです。
さっき書いた、
「価格は相談させていただきます」
の商品の場合。
- 「これってどこまで下げられますか」
- 「ネットで価格を確認したらもっと安かったんですけど、できればこのお店で安心して買いたいので同じくらいまで下げられませんか?」
- 「○○店では~円だったんですけど、それより安くなります?」
基本はこの三種の神器で何とかなります。
慣れてくれば上手く立ち回るコツも身についてきますが、いきなり何でもやろうとすると失敗しますので気をつけてください。
ちなみに、
上記の文言は、
失礼な言葉でもなんでもありません。
むしろ店員側としてはよその最新情報を知りたいので、ありがたいお客さんなんです。
ただしここで注意点がひとつ。
絶対にウソはつかないで下さい。
10秒くらいでバレます。
どこの店舗でいくらかなんてのは、
手のひらサイズの機械一つでアッサリ調べられますから。
販売対象が多すぎて、価格の更新が追いついていないだけなんです。
繰り返します。
絶対にウソはつかないで下さい。
ここからレベルアップ
限界まで値下げしてもらったら、その店員さんの名刺をもらって、
「ちょっと色々見ていいですか?
また声かけさせてもらいます」
といってお店を出ましょう。
近くの家電量販店に行って、
同じことをします。
ただし今回は、一個前に下げてもらった値段を持って。
これを2周くらいすると、
テレビなら数万円くらい簡単に下がります。
どこまでやるかはあなたの判断におまかせしますが、
1周で留めておくのが無難かと。
つまり本命の店舗を最後に回して、
3件くらい回ります。
これをやると、いいことが一つ。
お店のクセが分かります。
このお店は値下げはほとんどしてくれないけど、かなり丁寧に商品説明してくれるとか。
色んなことが見えてきます。
5.交渉が苦手な人はどうすればいいの?
安く買いたいけど、店員さんに話しかけるの苦手…
なんなら話しかけられるのも苦手…
落ち着かないからついつい定価で買っちゃう…
そんな人も多いでしょう。
本当は店員さんとしては話しかけてほしいんですけどね。家電について語りたくてしょうがない店員さんもかなりいますから。
でもそれができない人もいますよね?
向き不向き。
そんな時はこんなことに気をつけてみてください。
- ネットの価格と、店舗価格と、を見て回る。その中でもっとも安いものを買う。
- 年末の決算セールのタイミングで買う。
- 新型モデルが出るまで待って、そこで旧モデルを買う。
裏ワザ
価格コムのサイトを開いて、知らん顔して店員さんにこれありますかって聞きに行く。
(もちろん店舗に置いてあるのは確認済みで)
あとは値段の事を軽く話題に出す。
だいたい、保証の関係で高くなっちゃうんですって言われますけど(笑)
これらの方法はシンプルですけど効果はあります。
というのも、
年末セールというのは最初から限界最安値をたたき出してるので、値段交渉はする必要ないくらい安いです。
また、軽く値下げされてるものは新型が発売されるとガクッと価格崩壊するものも多いです。
パソコンやカメラなど。
品切れになるかならないかのタイミングを見計らってお店に行きましょう。
6.家電量販店の店員さんの心理
以上、様々なテクニック?について紹介させて頂きましたが、
覚えておいてほしいのは、
店員さんも同じ人間であるということ。
可愛らしい(外見ではなく)お客さんにはそれ相応の対応をします。
安く買いたいならそう言ってもいいです。
同じくらいのスペックの別機種を紹介してくれる場合だってあります。
冒頭でも述べましたが、家電量販店の店員さんはスペシャリストです。
どんどん頼りましょう。
教えてもらったことはそのまま自分の知識になります。
なにも恥ずかしくないですよ。
頑張ってください!!